
インターネット上では何でもかんでも無料で手に入る昨今ですが、DTMを本気でやるなら最高の環境を構築するために、多少の出費は必要不可欠です。
■まずはDAWソフトウェア
パソコンは既に持っている前提で、初心者でも扱いやすいDAWソフトウェアをご紹介。パソコンのスペックは製品の推奨スペックをチェックしてください。DAWはCPUパワーとメインメモリが重要。少し余裕を持ったスペックの方がいいでしょう。
DAWソフトウェアとは、様々な音色の音源と打ち込み用のシーケンサー、エフェクターやミキサーなどがすべて入っている総合的な音楽制作環境を提供するPC向けソフトウェア。
「CUBASE」や「ACID Music Studio」といったソフトが有名ですが、個人的にこだわりたいのが「スコアエディター」。譜面に音符を置いて打ち込める機能です。これがあるのと無いのとでは、曲作りのスピードと難易度が全然違います。
「CUBASE」にはそのスコアエディターが搭載されているので、本格的にやりたい方にかなりオススメですが、さらに鼻歌を音符に置き換えてくれる「シングtoスコア」という超便利機能を搭載した初心者向けのDAWソフトがあります。それが「Singer Song Writer」。古いDTMerにはお馴染みのソフト。
鼻歌でなくとも、思いついたメロディーを自分で歌って打ち込みが出来ます。耳コピで音を音符に置き換えられる人には不要ですが、そういった能力が無い人にはとっても便利。
今回の記事では、DAWソフトは「CUBASE」と「Singer Song Writer」をオススメします。
●Singer Song Writer Lite 9 ガイドブック付き
●Steinberg スタインバーグ DAWソフトウェア CUBASE ELEMENTS 9 通常版 CUBASE EL /R
ちなみに、ボカロ曲を作りたい人は、ボカロソフトに簡易的なDAWソフトが付属するものがありますので、最初はそれで始めてみるといいと思います。
●ボーカロイド
■USB MIDIキーボード
スコアエディターなら、マウスでポチポチと音を置いて曲作りをすることも出来ますが、コードを鳴らして感覚を掴んだり、メロディラインを作る時にはやっぱりキーボードがあると作業がはかどります。
PCにUSBで接続出来るMIDIキーボードを一台買っておきましょう。老舗のKORGの製品がオススメです。
DAWで入力機器として使用するだけなので、それほど多機能である必要はありません。キー数も25鍵で十分だと思いますが、作曲する時のデスクの大きさに合わせて購入しましょう。
●MIDIキーボード
■MTRがあると重宝します
歌や楽器の音をレコーディングする場合、DAWに直接録音出来るUSB接続のオーディオインターフェイスを購入してもいいんですが、デスクトップPCの場合には持ち運びが出来ませんし、そのためにノートパソコンを買うのも高くつきます。
スタジオやカラオケボックスなどでレコーディングをするなら、最新のデジタルMTR(マルチトラックレコーダー)が一台あると重宝します。こちらも老舗のZOOMのモデルがオススメ。
●MTR
■念のためオーディオインターフェイスも
パソコンに繋いで外の音をレコーディングするための接続機器がオーディオインターフェイス。マイクやギターなどを繋いでDAWに直接録音出来ます。
ご自宅で音を出しても問題無い環境だったり、ノートパソコンとセットでスタジオに持ち込むためのツールです。
●オーディオインターフェイス
■歌を撮るならマイクも必須
自分や誰かの歌声をレコーディングするなら、マイクも必要です。色んな種類がありますが、単一指向性のコンデンサーマイクで問題ありません。スタンドは、レコーディング環境に合わせてお好みで。
●マイク
とりあえずこれだけあれば、作曲からアレンジ、歌撮りまでバッチリ。自分に合ったDAWソフトウェアを探すのに苦労したり、使いこなすまで大変ですが、それさえ乗り越えれば誰でも音楽制作を楽しめます。
いい曲が出来るかどうかは……また別のお話。
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