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PC液晶モニターのリフレッシュレートとfps 120Hz 144Hz G-SYNC 垂直同期

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PC液晶モニターのリフレッシュレートとfps 120Hz 144Hz G-SYNC 垂直同期
PC液晶モニターのリフレッシュレートとfps 120Hz 144Hz G-SYNC 垂直同期

本日はパソコンの液晶モニター(ディスプレイまたは液晶テレビ)と、グラボからの映像出力について解説してみたいと思います。

●グラボのベンチマークに出て来るFPSとは?

まず初めに注意したいのが、ゲームの種別を表す「FPS(First Person shooter)」とは違うということ。FPSゲームとは一人称視点、つまり自分の目で見たような視点のシューティングゲームを表す略称です。ちなみにTPSは「Third Person shooter」で、キャラクターを見ながら操作出来る三人称視点のゲーム。

グラボのベンチマークの話題の際に出て来る「FPS」とは、「Frames Per Second」の略で1秒間に表示されるコマ(フレーム)数のこと。

パソコンの映像出力→液晶モニターというのは一枚一枚を毎回指定された解像度で描画し伝送していて、パソコンが1秒間に何枚の画面を描画出来るかというのが「Frames Per Second=FPS」なのです。

ちなみに人間がカクカクすると感じない最低レベルが秒間30fpsで、「映像がヌルヌルしている」と感じるスムーズな描画は60~120fpsと言われています。つまり、ゲームをする際に基準となるFPSはだいたい平均40~60fps前後。それ以下だとコマ落ちのような違和感を感じる可能性があります。

3Dゲームを快適に遊びたい場合には、グラフィックボードのベンチマークで最低40~60fpsを目安にすると良いかも。概ね3万円を超えるグラフィックボードなら、設定次第でどのゲームでもこれをクリア出来るはずです。

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●液晶モニターのリフレッシュレートと垂直同期

パソコンの描画性能がFPSだとしたら、モニターの描画性能がリフレッシュレート。リフレッシュレートとは、1秒間に何回画面をリフレッシュ(再描画)出来るかを表す数値です。これを周期としてHzで表し、60Hzで秒間60回画面をリフレッシュ出来ることになります。

ただし重要なポイントとして、パソコン側の描画と液晶モニター側のリフレッシュが同時に行われないという問題があります。パソコン(またはグラボ)側が60fpsを描画したとしても液晶モニターの画面のリフレッシュとタイミングがズレてしまって上手に表示出来ない場合があるから。

このズレを解消するのが、大抵の3Dゲームに備わっている「垂直同期」という設定。これは、グラボ側が液晶モニター以上の描画性能を持っている場合、モニターのリフレッシュに合わせて描画を行い極力スムーズに画面を液晶モニターに描画させるというもの。

現在出回っているほとんどの液晶モニターや液晶テレビがリフレッシュレート60Hzとなっており、一部3D対応製品やゲーミング向けの製品が120Hzと144Hzになっています。

つまりグラボ側が100fpsを出せる性能があるなら、60Hzの通常の液晶モニターで遊ぶ場合には垂直同期設定をオンにした方がスムーズな描画とグラフィックボードの負荷の軽減が可能です。ただし、ゲームに対してグラボがパワー不足の場合には、垂直同期をオフにした方が高fpsが描画されるという現象もあります。

ちなみに、リフレッシュレートと液晶モニターのスペックにある「応答速度」とは別物。応答速度とは、液晶の欠点である速い動きのある映像で出て来る残像を減らす効果があるスペックで、基本的に数値が低い方が高性能です。

例:5ms→高性能→1ms

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●新しい同期のカタチ G-SYNCとFreeSync

最新のゲーミング向け液晶モニターで採用されているグラボと液晶モニターの同期技術が「G-SYNC」と「FreeSync」です。なぜ二つあるのかと言うと、グラボメーカー大手のNVIDIAが有償で液晶メーカーに提供しているのが「G-SYNC」。AMD Radeonが無償で提供しているのが「FreeSync」で、各社の最新グラボもこれらに対応し液晶モニターへの描画の最適化を図っています。

これらの技術は前述の「垂直同期」よりもさらに効率よくグラボと液晶モニターを同期させることで、スムーズな描画を実現しているようです。

PCゲーミングのための要点を羅列すると

・最低60fpsを超える安定した描画が可能なゲームに合ったグラフィックボードを選ぶ
・通常の液晶モニターのリフレッシュレートは60Hz
・一部3D表示やゲームのための120Hzや144Hz対応のゲーミング液晶モニターが存在する
・応答速度1msの高性能な液晶モニターの方が快適
・グラボにパワーがある場合には垂直同期をオンにする
・最新のグラボならG-SYNCやFreeSync対応液晶モニターが快適
・高解像度な液晶モニターへの描画はグラボのパワーと一定のVRAM容量を必要とする

こんな感じです。

さらに突き詰めれば視野角や輝度、コントラスト比など選ぶ要素は山積みですが、この辺を押さえておけば良い品を選べることでしょう。

大切なのはグラボと液晶モニターのバランスです。あまり性能を求めない人は「GTX960Image may be NSFW.
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」と安い液晶モニターで十分だと思いますが、ゲームにこだわるならハイエンドグラボと液晶モニターの描画性能に注目してみても良いかもしれません。


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