
パソコン向け3Dゲームにおいて最も重要で描画設定を左右するパーツ、グラフィックボード。こと3DゲームではCPUやメモリ、ストレージの速度はオマケに過ぎません。
そんなグラボの一般向け最高クラスに位置するGPU「NVIDIA GeForce GTX980」の中でも「最強クラス」と呼ぶに相応しいOCモデルが本日ご紹介の「ZOTAC GeForce GTX980 AMP! Extreme Edition」。
CPUと同様にGPUやVRAM(グラボ用グラフィックメモリ)もオーバークロックが可能ですが、CPUのように簡単にクーラーユニットを交換出来ないため、排熱や電圧の問題でユーザーが自分でOCをするのにはリスクと限界があります。
ですので、同一GPU搭載グラフィックボードでより高い性能を求める場合には「OCモデル」の購入が最善です。
「ZOTAC GeForce GTX 980 AMP! Extreme Edition」は、溝付きファンブレードを採用した3発のファンに大型銅製ヒートパイプ&アルミ製ヒートシンク、振動を軽減し耐久性に優れる砲金亜鉛合金を採用したファンカバー&カーボンファイバー製バックプレートを採用した豪華なクーリングユニット「IceStorm」を備え、3スロット占有の「モンスター」とも呼べる大型グラボとなっています。
そのオーバークロックに特化した設計によって、コアクロック1,291MHz(リファレンス1,126MHz)、ブーストクロック1,393MHz(リファレンス1,216MHz)、さらにメモリクロックも7,200MHz(リファレンス7,010MHz)と大胆なOCが施され、さらにジサカー好みのLEDが描画設定によって発光するド派手な「LIGHT.id」も搭載。
こんな感じで光ります。

カード長約300mm・3スロット占有ですので、搭載するケースを選びますが、GTX980の高性能は言わずもがな。それをさらにOCした超高性能が堪能出来ます。
さらにGPUへの電力供給をリアルタイムにモニターし最適化する「Power+」や、リアルタイムで電圧を監視・制御するオーバークロック向けの専用モジュール「OC+」を搭載。ZOTAC独自の専用ソフト「FIRESTORM」でOCや各種設定をコントロール出来ます。あえてクロックを落として「静音性を強化する」なんて使い方も可能です。
補助電源は8pin×2、VRAMは256bitのGDDR5 4GB、DisplayPort×3、HDMI 2.0、DVIの映像出力端子を装備し、ボード1枚で4画面出力が可能。システム消費電力はアイドル時に70W程度、高負荷時には280~290W前後のようです。思ったよりも低消費電力なのは「GTX980」の実力でしょうか。
オーバークロックによる高性能もさることながら、その冷却性能でアイドル時・高負荷時の静音性も高く、隙のないハイエンド・グラフィックボードに仕上がっています。
実売価格で通常のGTX980搭載グラフィックボードと約2万円ほどの差がありますが、その価格に見合った価値のあるZOTACの技術の粋を集めた最高の製品です。
元々7~8万円というかなり値の張る価格帯のGTX980ですから、2万円の差を高いと思うか「どうせ買うなら最高の逸品を!」と思うかどうかはその人次第。
SLIを考えたら実質6スロット占有は現実的では無い気もするので、もう少し薄めの定格クロックモデルが良いかもしれませんが、1ボードで超重量級の3Dゲームを楽しみたい場合にはぜひ選びたいグラフィックボードです。
●ZOTAC GeForce GTX 980 AMP! Extreme Edition
モデルが「VD5510」と「VD5594」の二種類ありますが、無料ゲームクーポンが付くか付かないかだけの違いです。※ちなみにクーポンの有効期限は既に過ぎています。
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