デスクトップ改造のススメ【XPサポート終了記念】Windows XPパソコンを再利用で鬼強化!
先日の「グッバイXP~Windows XPサポート終了!今後も使い続けるとどうなるの?というお話」に引き続きXPサポート終了ネタです。
予算があって買い替えをお考えの方はいいとして、「新しいパソコンを買うお金がない」「今の本体を捨てるのが勿体無い」と思う方のために、古いパソコンの再利用・強化方法をご紹介しようと思います。と、同時にパソコン自作の基礎が学べてしまうかも?この機会にぜひパソコンを改造して、自作の基礎を覚えちゃいましょう今後パソコンを買う時にも役立ちまっせ。
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今ドキのパソコン自作や増設、パーツ交換というのは、規格がしっかり出来ているので本当にプラモデル感覚で簡単。基本や常識を知れば誰でも気軽に出来るようになっちゃいますので、新しい趣味にもピッタリです。パソコンが快適になることによる作業効率向上など、実益もあります。
OSをアップグレードするのにも、要求スペックが上がるため改造・増設は非常に有効です。という訳で、今お使いのパソコンを鬼強化していきましょう!!
さて、まずパソコン改造に必要なのは、「自分のパソコンを知る」ということ。では一つ一つ確認していきましょう。
●マザーボードを知ろう
パソコンパーツの大元となる一番大きな基板を「マザーボード(マザボ)」と呼びます。ココにCPUやグラボ、メモリ、HDDなどが接続され動作しています。そのマザボにも規格や型番、製造メーカーがありますので、まずはお使いのPCのマザーボードが何かを調べましょう。
パソコンのメーカーや型番、もしくはマザボに刻印されているメーカー名と製品番号などで検索してマザーボードの種類を特定しましょう。もしそれが無理な場合にはWindowsの「システム情報」などでCPU名を特定し、そこから逆引きでマザーボードの規格を特定しましょう。
調べる内容は以下です。
○CPUソケット(搭載可能CPU)
○メモリの規格(DDR2、DDR3や対応Hz、800などの型番)
○メモリの搭載可能最大容量(8GB、16GB、32GBなど)
○PCIのポート種別と数(PCI、PCI Express x2、x4、x8、x12、x16、x32)
ここで躓いた方は・・・ゴメンナサイ新しいパソコンの購入を検討して下さい
なぜかと言うと、マザーボードの種別によってそれに対応するCPUやメモリ、メモリの最大容量、搭載できるグラボなどが決定するからです。まずはマザーボードがある程度特定できないと始まりません。
●電源ユニットを知ろう
コンセントからパソコンに繋がっている部分の内部にある四角い箱です。この電源ユニットから各パーツへ電力を供給しています。この電源ユニットには300W、500W、750Wなどの「容量」が設定されていて、パーツ全体の電力使用量の上限となっています。パーツの要求電力がこれを超えてしまうと動作が不安定になったり、最悪パソコン自体が壊れてしまう場合もあります。
主に大量の電力を必要とするCPUとグラボには「TDP」と言う消費電力の目安が表記されますので、その要求消費電力に+200~300Wくらいの余裕を持たせておくのが基本です。
CPUやグラボの交換、新規にグラボを追加する場合には非常に重要な項目ですので、しっかり確認しましょう。メーカーサイトやもしくは電源ユニット自体に書いてある場合もあります。色々増設・載せ替えするなら最低350~400Wは欲しいところ。各パーツに表記されているTDPを確認して最低でも+150W以上余るようにパーツを選びましょう。
さらに電源ユニットから出ている配線が余っているかどうかの確認を。グラボに8ピンの追加電源が必要な場合や、HDD・SSDを増設する場合にはそこへ電源供給する配線も必要です。基本的には電源ユニットから出ているケーブルの先をHDDなどのポートに差し込むだけです。もし余っていない場合は分岐ケーブルを買ってきて電源ケーブルを増やす必要があります。
アイネックス 二股電源ケーブル D2-1501A
電源ユニットから出ている4ピン電源ケーブルを二股に増やすケーブルです。
ELECOM シリアルATA電源変換ケーブル 4pinコネクタメス-SATAパワーコネクタ 4pinオス-15pinメス CFD-SAT2P05
上のポートで増やした電源ケーブルをHDDやSSDへのSATA用電源供給ポートに変換するケーブルです。
もし電源容量が理想とするパワーアップに対応できない場合には、電源自体を交換するという方法もあります。基本はネジ止めですので、サイズを確認し同程度のサイズの電源に交換します。
○電源ユニット選びはコチラ
●CPUを交換して処理速度アップ!
CPUのソケットが判明したら、より強力なCPUに載せ替えてパソコンを強化しちゃいましょう基本的にはCPUを冷やすためのクーラーをネジや固定器具をいじって取り外し、新しいものに付け替えるだけです。
CPUの交換方法について、詳しくはググってお調べ下さい。物によってはレバーを押すだけでサクッと外れます。
さて、じゃあ強化するためにどんなCPUを選んだら良いのか?同じソケットでより速いCPUを探すなら基本的には「コア数」と「クロック」をより多く、数字の大きいものを選べば良いでしょう。「コア数」というのは一つのCPUチップの中に搭載される演算コアの数です。最近は4コア以上が主流ですので、シングルコア→デュアルコア→クアッドコアとアップさせると恩恵が得られ、快適になるでしょう。
さらに「クロック」はCPUコア単体の処理速度の目安です。型が違うと内部処理が速くなっていたり、内部メモリやメモリコントローラの関係で単純にクロックだけでは処理速度を測れませんが、同一時期に販売された同一型のCPUならば「クロックが高い方が速い」と考えて間違いありません。
下記のソケット(CPUを取り付ける部分の型)ごとに色々なCPUがありますので、お使いのCPUより高性能なものがあれば交換をご検討下さい。
※基本古いものなので、中古販売が多いです。
○ソケットLGA 775(インテルCPU)
Intel Boxed Core 2 Duo E8400 3.00GHz BX80570E8400
2コアですが3.00GHzと当時の規格だとかなり高速なCPUです。TDPは65W。
Intel CPU Core2Duo E8600 3.33GHz 6M FSB1333 LGA775 Wolfdale BX80570E8600
上記のものよりさらにクロックアップされた上位モデル。こちらもTDPは65W。
インテル Boxed Core 2 Quad Q9450 2.66GHz 12MB 45nm 95W BX80569Q9450
デュアルコアCPUからの載せ替えに最適なインテルのクアッドコア(4コア)CPU。かなり快適になりそうです。TDPは95W。
Intel Boxed Core 2 Quad Q9650 3.00GHz 12MB 45nm 95W BX80569Q9650
3.00GHzのCore 2 Quad最上位CPU。中古ながら1万6千円とお値段もお高め。こちらもTDPは95W。
○ソケットAM3・AM2+(AMD CPU)
AMD PhenomII X2 555BE HDZ555WFGMBOX
デュアルコアながら3.20Hzと高クロックなPhenomII X2。低クロックCPUからの載せ替えに。TDPも80Wと軽めです。
AMD Phenom II X4 955 TDP 95W HDX955WFGMBOX
3.20GHzのクアッドコアCPU。当時かなり話題になりました。Athlonデュアルコアからの載せ替えならコチラがオススメ。TDPは125W。
AMD PhenomII X6 1090T BE TDP 125W HDT90ZFBGRBOX
今でも現役で使えそうな6コアCPU。中古でも2万円を超えるお値段でTDPも125Wと消費電力もお高め。
CPUの交換で最大の注意点は、力任せにハメようとしてピンを折ってしまうこと。あと静電気も大敵です。手袋などを着けて、窓ガラスを触るなどして静電気を逃がし、慎重に交換しましょう。CPUとソケットの向きも確認する必要があります。付属するCPUクーラーも隙間なくしっかり取り付けましょう。
余談ですが、CPU交換時にCPUクーラーとの接地面に塗る「グリース」を使うと、冷却性能が微妙にアップする可能性があります。中古CPUを購入した場合には、元のグリースが乾いてしまっていることもあります。そんな時には、アルコールを含んだウェットティッシュのようなもので、接地面をきれいに拭き取りましょう。
AINEX シルバーグリス [AS05]
パソコンサプライでお馴染みAINEXのシルバーグリス(銀入り)です。銀は金属の中で最も熱伝導率が高いので、CPUのクーラーへの熱伝導率アップが期待できます。
●メモリを増設して快適性アップ!
メモリ不足のパソコンにメモリ増設を行なうと、純粋に体感速度が上がります。それは、メモリが足りないためにHDDへ仮想メモリというのを作成し、その読み書きのボトルネックが解消されるため。多けりゃ速いってモンでもありませんが、今の時代最低でも4GBは搭載したいところ。
メモリの交換は、ファミコンカセットのごとく抜き差しするだけ。とっても簡単です。ただし、取り付けの際に曲がっていたり、ちゃんと差し込まれないとパソコンそのものが起動しなくなります。それ程メモリは重要なのです。ですので、メモリ交換後にPCが立ち上がらない場合やOSに認識されていない場合には、一度電源を切って再度抜き差しをしてみましょう。
PC電源投入時の立ち上がらないエラーは、メモリが犯人であることが多いです。丁寧に抜き差しし何度か再起動をすると起動することがあります。
さらにメモリは「初期不良」というのが結構あります。販売者もそれを分かっていますので、ちゃんとしたお店は購入後一週間以内ならスムーズに交換してくれます。
あと、最近はだいぶ減りましたが「相性問題」というので、そもそもそのメーカーのメモリではマザボに認識されない・エラーが起きるという事態が発生します。なので、メモリを買う際には「相性問題交換保証付き」を選びましょう。
メモリの差し込みポートが4つある場合には1GB×4(4GB)でもいいんですが、DDR2では2GB×2(4GB)が主流です。4つポートがあって2ポート2GBを使っている場合には同じメーカーのメモリの1GB×2を買って追加しても良いかも。
ちなみにメモリ差し込みポートが4つあり色分けされている場合には、その色ごとに同じ容量のメモリを増設しましょう。
例:CPU寄り黒いポート×2=新しいメモリ2GB×2、黄色いポート×2=使っていたメモリ1GB×2
これで64bit OSなら6GBで認識されるハズです。32bit OSでは、4GB以上の増設は無駄になりますので、2GB×2の4GBにしておきましょう。容量の違うメモリを組み合わせる場合には優先されるポートに大容量のメモリを挿した方が効果的です。
さて、ではXP時代のパソコンのメモリ規格で主流のDDR2メモリをご紹介します。
○デスクトップ向けDDR2メモリ
Komputerbay 4GB 2X 2GB DDR2 800MHz PC2-6300 PC2-6400 DDR2 800 (240 PIN) DIMM コンピューターメモリ
標準的なDDR2 800MHz PC2-6300 PC2-6400(240 PIN)DIMMの2GBメモリの2個セットです。マザボの最大搭載量に余裕があるなら4個で8GB搭載しても良いでしょう。
UMAX DDR2-800(2GB*2) Dual Set Pulsar DCDDR2-4GB-800
僕の自作PCはほとんどがコチラの「UMAX」という会社のメモリにしています。ヒートスプレッダも付いて安心できるメモリメーカーです。コチラもDDR2-800の4GB(2GB×2)。
シー・エフ・デー販売 メモリ デスクトップ 240pin PC2-6400(DDR2-800) DDR2 CL5 4GB(2GBx2枚) 永久保証 W2U800CQ-2GL5J
コチラも上と同じく2GB×2のDDR2-800メモリ。CFDも大好きなメーカーなのでオススメです。
UMAX DDR2-800(1GB*2)128*8Dualset DDR2-800 2枚組 デスクトップ用 240pin U-DIMM Pulsar DCSSDDR2-2GB-800
コチラは1GB×2の合計2GB。メモリポートが二つ余っていて、使用しているのが1GB×2なら、こちらも検討の余地があるかも。何より安いです。
では次にノートパソコン向けのメモリをご紹介。製品によりますが、ノートパソコンでもメモリの増設や差し替えが簡単にできる構造の製品があります。事前にメーカーを確認し、メモリ差し替え方法を調べておきましょう。さらに古めのMac Bookは、1GBを4GBに差し替えるだけでかなり快適・快速になったりします。(体験談)型番や形状をよく確認して、メモリ増設を行いましょう。
○ノートパソコン向けDDR2メモリ
BUFFALO ノートPC用増設メモリ PC2-5300 (DDR2-667) 2GB 2枚組 D2/N667-2GX2/E
PC2-5300規格 S.O.DIMM ノートPC用増設のDDR2-667メモリです。2GB×2で4GBに増設できます。
I-O DATA PC2-6400 (DDR2-800) S.O.DIMM 2GB SDX800-2G/EC
こちらはPC2-6400 (DDR2-800) S.O.DIMMの2GBメモリです。4GBにするには2枚注文しないといけないようです。
メモリには「PC2-6400」みたいな型番と「DDR2-800」という二種類の表記がありますので、お使いのPCに使えるかどうか、あちこち検索して調べてみて下さい。
●グラボを増設してグラフィック性能を強化!3Dゲームだけでなく、ブラウザの描画速度もアップしまっせ!
いやあ、今日の記事はちょっとマジメな低テンション気味でしたが、「グラボ増設」って書いたらテンション上がってきましたアゲアゲ☆彡
ヾ(@°▽°@)ノ
XPパソコンをお使いならグラボはオンボード(マザボ搭載)なんてよくあります。そこで!ご自分のパソコンに合った(電源容量とPCIポートの種別も気にしつつ)グラフィックボードを追加して、描画性能のパワーアップを図りましょう!電源が400W以上のクラスならC2QのCPUに4GBメモリでミドルレンジのグラボ(GPU)を搭載すれば今ドキの3Dゲームだって遊べちゃいますぜ(設定調整は必要ですが)
さて、ではマザボの時に確認したポートで、何のポートが空いているか確認して下さい。もしくは既にグラボが搭載されている可能性もありますので、その製品情報をチェック。それより上位のグラボを選びましょう!!
○PCI接続のグラフィックボード
玄人志向 グラフィックボード NVIDIA GeForce GT610 PCI 1GB GF-GT610-LP1GHD
「PCI接続のグラボ」というのは、かなりレガシー(古い)の部類に入ります。今はPCI Express x16辺りが主流ですので。このPCI Express x○○というのは、グラボがやり取り出来るデータ速度に影響します。ですので、どうしてもPCIしか搭載されていない場合は、低速なPCI向けのグラボを選ぶしかありません。
こちらはそんな中でもローエンドながら割りと新しいPCI向けグラボです。NVIDIA GeForce GT610 グラフィックメモリ1GB。最新の3Dゲームは厳しいですが描画性能が上がるため、ブラウザゲームや各種ソフト、WEB閲覧あたりが快適になりそうです。
ATI RADEON 7000 PCIビデオカード IGAGURI 7000-PCI
こちらはAMD RadeonグラボのPCI接続モデル。まあ、無いよりはあった方がいいという程度の低スペックグラボです。
○PCI Express接続のグラフィックボード
玄人志向 グラフィックボード NVIDIA GeForce GT630 1GB DDR3 PCI-E GF-GT630-E1GHD/D3
PCI-Expressx16ポートが空いているなら、低価格ながらそこそこ強力なコチラのGeForce GT630搭載グラボもオススメです。3Dネトゲも最低設定なら動くかも知れません。
GIGABYTE グラフィックボード Geforce GTX650 2GB PCI-E GV-N650OC-2GI/A
約1万5千円と若干お高めですが、グラフィックメモリも標準1GBを2GBに増設され、CPU・メモリを強化した上でこのレベルのGPUを搭載すれば最新3Dゲームも標準設定で動かすことが出来そうです。もちろんそのゲームの要求スペックによりますが。
ZOTAC GeForce GTX 750 Ti 2GB グラフィックスボード 日本正規代理店品 VD5281 ZTGTX750TI-2GD5R01
何と約1万6千円で「GeForce GTX 750 Ti 2GB」を発見。上のGTX650よりかなり高性能なので、こちらが断然オススメです。
玄人志向 グラフィックボード AMD Radeon HD5450 512MB PCI-E LowProfile対応 RGB DVI HDMI ファンレス RH5450-LE512HD/D3/HS/G2
約3000円で購入できるロープロファイル(スリムパソコン)対応のAMD Radeon HD5450 512MB搭載グラフィックボード。HDMIポートが付いていますので、古いパソコンの若干のパワーアップにどうぞ。
MSI R7 250 1GD5 OC グラフィックスボード Radeon R7 250 1GB 日本正規代理店品 VD5172 R7 250 1GD5 OC
1万円前後で購入できる最新の「Radeon R7 250 1GB」搭載グラボ。お値段的にはローミドルという感じですが、3Dゲームもそれなりに動くスペックです。
ポートさえあれば、ここで紹介しているもの以外のさらに高価・高性能なグラフィックボードも搭載可能ですが、本日の「XPパソコンを再利用」というテーマで、新しいパソコンが一台丸々買えるくらいの値段のものを紹介しても意味がないと思いますので、この辺で。
5~10万円を増設グラボに掛けるなら、i5、A10搭載の新型パソコンを購入された方が有益です。
ちなみにグラボは製品によって幅や長さがまちまちマッチです。今お使いのケースに収まるサイズかどうかの確認もお忘れなく。まあ、今日紹介しているグラボはどれも短いタイプですが。
●SSDを導入しよう!
パソコン本体は再利用するにしても、XPのサポートは切れたためOSのアップグレードは必須です。そんな時は今使っているXPのHDDはそのままに、新しいSSDを増設してそちらに新OSをクリーンインストールしてしまいましょう。それが一番手軽で無難です。もしXPを使いたくなったら、デュアルブートされていますので、起動時にBIOSなどで切り替えることが可能です。
では、オススメのSSDをどうぞ。
シー・エフ・デー販売 TOSHIBA製SSD採用 2.5inch 内蔵型 SATA6Gbps 128GB CSSD-S6T128NHG6Q
僕のオススメ「シー・エフ・デー販売」のSSDです。中身は信頼と実績のTOSHIBA製。128GBと容量は若干少なめですが、OSを入れるメインストレージとしてなら十分です。
【Amazon.co.jp限定】SanDisk SSD UltraPlus 256GB 2.5インチ [国内正規品]メーカー3年保証付 SDSSDHP-256G-G25AZ
こちらは256GBのSSD。容量価格比でかなり安いのでお買い得です。
今まで使っていたHDDの残り容量が少なく、SSDの容量では不満の方は大容量のHDDもスペース的な余裕があるなら増設してしまいましょう。
【Amazon.co.jp限定】WD Green 3.5inch IntelliPower 2.0TB 64MBキャッシュ SATA3.0 WD20EZRX/N 【フラストレーションフリーパッケージ(FFP)】
データコレクターの方は3、4TBのHDDが良いでしょうが、一般の人が使う分にはコチラの2TBで十分です。ソフトのインストールやよく使うファイルはデスクトップのSSDへ。音楽や写真、動画などの保存ファイルはHDDへ。
今HDDをお使いならOSインストール用のメインストレージをSSDに変えるだけで、劇的に体感速度が向上します。ホントビックリするくらい速い。さらに仮想メモリもSSDが利用されるので、HDDへのアクセスが減り、HDDからのデータの扱いも体感で高速化します。HDDのウルサイガリガリ音からも開放されてストレスフリーに。それだけSSD導入メリットは大きく、速さ・快適さを実感できます。
XPの環境を残しつつ、SSDを増設してWindows7や8.1をインストールすれば新しい世界が開けますよ
●OSを買おう
ここまで強化出来たなら、いくら古いPCとは言えもう何も恐れるものはありません。
強化した前提で理想のパソコン構成はコチラ。
OS:Windows8.1 PRO 17,016円
CPU:Core 2 Quad Q9450 2.66GHz(4コア)9,000円
メモリ:UMAX DDR2-800 4GB(2GB×2)6,795円
GPU:GeForce GTX 750 Ti 2GB 16,178円
メインストレージ:CFD SSD 128GB 12,350円
サブストレージ:XPインストール済みHDD
合計:61,339円
ちょっと出費がお高めですが、元のPCを再利用しているため新しいものを買うよりは性能価格比でかなりの節約できています。まあ、一気に全部やらなくても、メモリ増設やSSD&OSあたりを先に導入してCPUやグラボなんかは後でもいいのです。その辺はお財布や収入と相談で。
もうこれだけイジれば、現行の日本メーカー製PCよりもパワフルで快適でしょう。
と、ここまで高性能化させたので次は新OS選びです。
Windows7を選ぶか、Windows8.1を選ぶかはお好みで。下記の記事が参考になるかも知れません。
「Windows XPサポート終了間近!Windows 7、Windows 8.1乗り換えのススメ」
とりあえず、こちらでもOS単体販売のリンクを掲載しておきます。
○Windwos8.1
Microsoft Windows 8.1 (DSP版) 64bit 日本語
Microsoft Windows 8.1 Pro (DSP版) 64bit 日本語
○Windows7
Microsoft Windows7 Home Premium 64bit 日本語 DSP版 + メモリ [DVD-ROM]
DSP版 Windows7 SP1適用版 Professional(プロフェッショナル) 64bit 日本語版
Win7、Win8ともに無印とPRO版がありますが、それほど大きな金額差はありませんので僕はいつもPRO版を利用しています。その辺はお財布や必要な機能と相談で。
ちなみに、「脱Windows」をしようというう方は、無料の「Linux OS」をインストールするっていう方法もあります。ただ、ソフトウェア資産や対応ゲーム数、アプリ数を考えるとまだまだWindowsには特別な価値があると思います。OS単体はそれほど高くなく、また6~10年サポートされるのでXPパソコンの延命にはちょうどいい期間じゃないでしょうか。
さて、ここまでで「XPパソコン鬼強化」のお話は終わりです。次は基本中の基本、掃除のお話。
●パソコンの中を掃除しよう
長年使ったPCの内部というのは非常に汚れています。増設・載せ替えをするのであれば、この機会にキレイにお掃除をしましょう。ホコリでファンが詰まって熱暴走を起こしたり、漏電したり、コードネームG(悪魔)の死骸が眠っていたり、手入れのされていないPCには様々な危険が潜んでいます。
当たり前のお話ですが、電子機器ですので水拭きは厳禁です。まずはエアダスターなどでホコリを払い、ファンやヒートシンクの隙間は先を少し濡らした綿棒で地道にお掃除しましょう。
ホコリを払うクイックルワイパーも効果的です。で、ひと通りキレイになったら、しばらく放置してから電源を入れましょう。念のため。
サンワサプライ エアダスター(逆さOKエコタイプ) CD-31ECO
クイックルワイパー ハンディ本体
さて、これで「Windows XPパソコンを再利用で鬼強化!」は達成されました。後はみなさんの検索力と気合、お財布と相談で頑張ってみて下さい。
新しく高性能なパソコンを買うのは簡単ですが、愛機を「育てる」というのもまた自作の楽しみの一つです。日頃お世話になるマシンですから、八百万の神のごとく「パソコンの神様」にも感謝して最後まで大事に使っていきましょう。パソコンって、意外と使う時のテンションや心持ちで挙動が変わったりします。あれって、なんなんだろう?
という訳で、パーツ強化で素晴らしいパソコンライフをお楽しみ下さい
('-^*)/
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