
「AMD Radeon陣営もそろそろ動き出しそう」と先月の記事での予言がまた当ってしまいましたが、遂に登場しましたAMD Radeonの最新グラボ!「NVIDIA GeForce TITAN X」キラーとも呼べるウルトラハイエンドな最強の刺客「Radeon R9 Fury X」と、一新された「Radeon R9/R7 300シリーズ」が発表&発売されました。
まずは「Radeon R9 Fury X」から。AMDのお家芸となりつつあるリファレンス水冷が採用されており、そのためラジエーター部をどこかに取っ付ける必要があるものの、カード長はハイエンドとしては驚異の195mmと非常にコンパクト。
ベンチマークでは、10万円前後という同価格帯の「GTX 980Ti」とほぼ同等の数値を出しています。AMDのことですからこれからドライバ周りをブラッシュアップしてより高性能が引き出される予感がしたりしなかったり。
この製品のポイントはVRAMにGDDR5を基板に取り付ける従来の製品とは一線を画す「HBM」が採用されていること。簡単に言えばメモリを外に置くのではなく、コアに取り込むことで512GB/secという高メモリ帯域幅を実現した訳です。
とは言えその効果がゲームの動作に直結するかと言うとそうでも無いようで、やはり4GBというメモリ容量が足を引っ張る場面もあり、今後のドライバ更新に期待と言ったところでしょうか。
●AMD Radeon R9 Fury X
やはり今回の目玉は、8GBという大容量メモリを搭載し4K解像度のゲーミングに特化された「R9 390X
性能に関しては、ベンチマーク上では「GTX980」と同等ではありますが、VRAMが4GBの同製品と比較して2倍のVRAMが搭載されているため、4K解像度でのプレイでは圧倒的な高パフォーマンスを発揮します。
という訳で、今回はコア周りの強化というよりは、メモリの帯域幅やその容量によって大容量を処理する必要のある4K高解像度でのゲームプレイをターゲットとしたアップグレードになっている模様。
3万円台で購入出来る「R9 380
ボッタクリのため普及しないNVIDIAの「G-SYNC」とは違い、「FreeSync対応液晶モニター
今後もさらに新製品を続々開発中とのことですので、NVIDIA一強時代から脱する日も近そうです。
本日のおさらい。
●Radeon R9 Fury X
●R9 390X / 390
●R9 380
●R7 370
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